献水
広島で原爆を体験した、九十歳の、おばぁちゃん、宇根さん。
広島市内にいくつもある原爆慰霊碑。毎日、そのいくつかに、水を捧げる、献水を長年続けられているとニュースで紹介されていました。
献水を続けている理由をかたるおばぁちゃん。原爆が投下された時のつらい体験からだそう。
ふるう手で、小さな滝から、流れ落ちる水を柄杓ですくい、じょうごをさしたペットボトルに入れる。
水しぶきを浴びて、ずぶ濡れのおばぁちゃん。でも、この清らかな水をあびると、体がかるくなるんだって。
ペットボトルを入れたおばぁちゃんカーを押しながら、慰霊碑を回る。
そんなおばぁちゃんの活動を知って、お手伝いをしている若い方がおられるそうです。
私と同世代の男性でした。原爆や戦争を経験した人たちが高齢になり、亡くなっていく。後に残るのは戦争を知らない世代。
多分私たちの世代が、戦争経験者から直接話を聞ける、最後の世代なんではなかろうかと思います。
きちんと次の世代に、戦争や原爆について、伝えられるように、同じ過ちを繰り返さないように。
ちゃんと話を聞いておかないと。
アメリカでは、六割だったかな、が原爆投下は正しかったと考えてるそうです。
明日六日、広島原爆忌。
九日、長崎原爆忌。
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